折灯華®とは

 京都表具協同組合の販路開拓・意匠開発(新商品)事業部が開発しました折り紙の技術を使った今までにない全く新しいランプシェードです。

 これは、筑波大学システム情報系教授で折り紙技術のパイオニア、三谷純教授が開発されました折り紙プログラムORI-REVOを商用的に使わせていただき、元三菱自動車のカーデザイナーであり、現在は伝統工芸品のプロダクトデザインを手掛けるSTUDIO JIN 平瀬尋士氏がデザインし、それを当組合で素材、工法等細部まで改良に改良を重ね、誕生しました。言い換えますと最先端技術と伝統技術の融合によって生まれたランプシェードなのです。
 バリエーションは現在、円盤型の“大輪TAIRIN”と“ぼんぼり{丸、筒}BONBORI MARU,TUTU”があり、またぼんぼりにはS.M.Lとサイズがございます。柄は現在プレーン(無地)、楮散らし、京からかみがあり、新しく黒谷和紙を使ったALL KYOTOブランドの黒谷KURODANI、ビビッドな色の色物COLORSが加わりました。その他オーダーも対応可能です。

 シェードの素材は一見、和紙に見えますが和紙加工紙を使用しております。これは中に樹脂をサンド又は裏打ちしておりますので薄い素材ですが非常に強く破れません。その素材を私たちが大小全て一枚から手作業で折り込んでおります。また柄ものの柄はプリントではなく、京都の古来から伝わる技法で版木から手刷りする貴重な京からかみでございます。京からかみは通常は模様の雲母でキラキラしておりますが、灯りを通すとその部分が影になりますので灯りが点いている時と消えている時では見え方が変わり、これも面白い特徴です。

 近年、光源は省エネなLED電球が主流になってまいりましたが、LEDは直線的な光なのでそのままだと目には鋭く感じます。和紙を通すことによって柔らかな光に変わり、空間も柔らかな灯りに包まれます。

 折灯華®の最大の特徴は骨格がないということです。通常は木、鉄等のフレーム(枠)に和紙を貼るのが私たちの仕事ですが、フレームレスにするとどうなるだろうかという点が折灯華の原点で、海外でも人気の日本の伝統文化“折り紙(ORIGAMI)”という発想が見つかりました。フレーム部を折りのテンションで形成することによってフレーム部に変わる折りの部分が光を通すと陰影となって浮かび上がり、一般にあるフレームのあるシェードでは味わえない風合いになります。

 折灯華®が織りなす新しい灯りの世界が皆様のお部屋、空間をきっと素敵に演出してくれることでしょう。

施工事例

京都表具組合が制作したランプシェード『折灯華』の施工事例でございます。

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